毎度使っていて、毎回必ず汚れて、虫がへばり付いたり排気ガスなんかでケッコー汚れるヘルメットシールド。

 専用のクリーナーなんかもモチロン売っていますが、タイヤやコース使用料で湯水のごとくお金を使う貧乏レーサーならではのドケチお手入れを紹介します。
 と言うか、今でもドケチお手入れのままで十分満足しているので、専用のクリーナーや曇り止めなんて勿体無くて買えませんし、買う必要も感じません。

 実はこの方法、数十年前に世界選手権(現在のMotoGP)を戦っていたチーム監督から教えて頂きました。
 国内ワークスチームで実際に行われていた方法なので、信頼も実績も世界レベルです。

 まず、シールドを外します。
 僕のヘルメットはArai製なのでちょっと面倒ですが、SHOEIはもっと簡単にシールドが外せます。
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 Araiヘルメットのシールドを目一杯上げると、レバーがピョコンと出てきますので、左右のレバーを上げつつさらにシールドを上に上げるとシールドが取り出せます。
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 外れました。

 用意するのはスポンジ、ティッシュなどの柔らかい素材のものと、みなさんの台所に必ずある食器用洗剤。
 コレだけ。
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 写真のフロッシュだろうがジョイだろうがキュキュットだろうが、一般的な界面活性剤液体洗剤だけでOKです。
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 普通に洗います。
 何も特別な事はありません。いつもの食器を洗うようにシールドを洗って、泡を水で流します。
 水気をタオルやティッシュなどでキレイに拭き取れば、洗浄は完了です。
 拭き取る時に、こびり付いた虫の死骸なんかが残っていると、傷が付かないようにティッシュやタオルを介して爪でこそぎとります。

 少し寒くなってきましたし、僕たちのように必ずと言っていいほど雨の中走るライダーが悩まされるのが、自分の吐息などによるシールド内側の曇りです。
 専用の曇り止めなんかも市販されていますが、僕は使った事がないので効果は知りません。
 というか、ここで紹介する方法を知っていれば、買う必要がありません

 レーサーにとって、シールドの曇りはタイムだけでなく命に関わります。
 もちろんレーサーでなくとも、曇って視界の悪いシールドだと非常に危険です。
 じゃあ、僕たち(貧乏)レーサーは、曇り対策に何を使うか??

 ここでも同じく、台所用洗剤です。
 台所用洗剤はエライ!!
 台所用洗剤は宇宙一!!

 洗車も曇り止めもこれ一本♪

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 まず、台所用洗剤をティッシュに1滴たらします。
 別に多くても構いませんが、後で苦労しますよ。

 これをシールドの内側に塗り広げます。
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 洗剤が行き渡ると、洗剤を塗った跡が残ります。
 洗剤容器の周りに見える細かな線が見えるでしょうか。
 このままだと視界が悪いので、新品のティッシュやメガネ拭きなどの柔らかい布で、この線が消えるまでひたすら磨きあげます。
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 こんな感じ。

 これで完成です。
 効果はご自分でどうぞ。
 直接息をハァ~って吹きかけても全く曇りません。
 専用の曇り止めにも界面活性剤が入っているはずですので、何千円も出さなくてもそこらのコンビニやホームセンターで数百円で売っている食器用洗剤で十分です。奥様にお伺いを立てる必要すらありません。

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 ヘルメットにシールドを戻して終了。
 お金がかからないので、一度お試しをヽ(*´∀`)ノ

 モチロン、最近の市販の専用クリーナーや曇り止めの方が性能がイイのかもしれません。
 でも個人的にはそれらを買う必要を感じていません。
 購入する前に、一度試してみてはいかがでしょうか?


 シールドの表面に、プレクサスやバリアスコートなどの樹脂用コーティング剤を塗布すれば完璧です。
 雨も弾くし、小キズは消えるし、汚れも付きにくくなりますよ★




 



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